July 2007

2007年7月1日(日)
(左)博多祇園山笠初日を迎える博多総鎮守・櫛田神社 (右)走る飾り山・八番山笠の上川端通

 博多の街では今年も今日から、博多祇園山笠の公式行事が始まりました。 街の各地で製作されていた飾り山は今日から一般公開。 編集部も上京を前に、 山笠を奉納する博多総鎮守・櫛田神社に、今後の無病息災を祈願に行きました。

 途中の上川端通では、今年も八番山笠として街を走る飾り山が美しく飾られていましたねぇ。 今年は去年ほど精力的に山笠の取材ができませんが、15日の追い山は何とか見に行きたいと考えています。

 東京へは4日(水)に上ります。 編集部の支社はいつ「店開き」かな? 何はともあれ、博多の街に夏がやって来ましたよぉ!


2007年7月7日(土)
 九州各地では梅雨末期の大雨でしょうか、各地で集中豪雨が続いています。 幸いに編集部周辺では、それほどでもないのですが、地域によっては災害が出ているところもあるようです。  お見舞い申し上げます。

 昨日まで3日間、東京で過ごしましたが、住まいがまだ決まっていないので、今朝の羽田発の便で福岡に帰ってきました。

 いやぁ、同じ首都でもバンコクと東京は違いますねぇ(笑)。 人並みはひっきりなし、電車もひっきりなし、夜遅くなっても、 どこから湧いてくるのかという程、人々が絶えません。 田舎の九州とは大違い! 通勤は PASMO がいいのか、SUICA がいいのか、 帰省のテクニックはどんなのがあるのかなど、いろいろ探っています。

 今日は七夕ですね。 生憎の天候なので天の川は見れそうにありません。 本編集部の東京支社の店開きには、時間がかかりそうです。


2007年7月15日(日)
7月14日(土)午前中の羽田空港
 集中豪雨が一段落したかなぁという雰囲気の中で、台風4号が沖縄から九州南部を通り、四国〜紀伊半島から東海・関東南岸を東進しています。  九州各地では、集中豪雨に続いて各地で災害が発生しています。 被災された地域の皆さんには、お見舞い申し上げます。

 先週1週間、東京で過ごし、金曜日に催されたチョットした同窓会に参加。 この週末は、博多祇園山笠の締めくくりである15日の追い山を見たかったので、 福岡に戻る計画にしていました。 ところが、台風4号が沖縄から九州南部に近づいていたので、土曜日には福岡に戻れないかなぁ・・・と思いつつ、 昨日の朝、二日酔いのままで(?)羽田空港に行きました。 沖縄、鹿児島、宮崎はもちろん、長崎や大分便も欠航または条件付(行って着陸できなかったら羽田に戻ってくる)のフライト。  ところが福岡便は、まだ無条件で飛んでるじゃないですか!

 コレを逃す手はない! とパイロットの腕を信じて早速最寄りの便に乗り込み、昨日の昼過ぎ、横風が吹き荒れる福岡空港に無事に降り立ったのでありました。  聞いた話では、その後、福岡まで来たものの着陸できないまま羽田に引き返した便もあったとのこと。 まぁ、運が良かったのでしょうか。

 お陰で今朝は無事に追い山を見ることができましたが、残念ながらとても現地に出かける元気はなく、ちょっとサボってテレビの中継を見てました。

 今年の追い山は、雨が降る中を走りましたよ。 総括は、明日の日記で紹介しましょう。


2007年7月16日(月)
 台風4号の接近により、例年は14日まで披露される飾り山が、1日早く撤去されるというアクシデントに見舞われた今年の博多祇園山笠。 悪天候が心配された追い山でしたが、15日(日)4:59 に今年の一番山:土居流の櫛田入りを皮切りに、無事に奉納が終わりました。

平成19 (2007) 年度 追い山総括
流 名標 題櫛田入
タイム
全コース
タイム
一番
山笠
土 居 流義仁勇在武士魂ぎじんゆうあり
もののふのこころ
35秒0929分58秒
二番
山笠
大 黒 流独坐鎮寰宇どくざして
かんうをしずむ
34秒7229分33秒
三番
山笠
東  流祈愛染明王いのる あいぜんみょうおう33秒1931分05秒
四番
山笠
中 洲 流名槍黒田誉めいそう くろだのほまれ35秒8235分13秒
五番
山笠
西  流太閤再興之下知たいこう さいこうのげち34秒4431分51秒
六番
山笠
千 代 流希代豪槍蜻蛉切きだい ごうそう
とんぼぎり
32秒6930分58秒
七番
山笠
恵比須流一剣倚天寒いっけん
てんによって すさまじ
34秒3232分07秒
八番
山笠
上川端通表:創国須佐之男命そうこく すさのおのみこと57秒05−−
見送り:五条大橋勇雅舞ごじょうおおはし
ゆうがのまい

 15日は、朝から雨が止まない生憎の天候でしたが、まぁ雨が降らなくても、山笠の舁き手には「勢い水(きおいみず)」が浴びせられる訳ですから、天からの勢い水と思えば祭りも盛り上がるもの。

 しかし、櫛田入りの清道周りの足下は決して良いコンディションではなかったことでしょう。 にもかかわらず、今年もそれぞれの流が見事な櫛田入りを披露しました。 八番山笠の上川端通は、7月1日の日記で紹介した飾り山 が優美な姿で櫛田入りを果たしました。

 今年の博多祇園山笠は殆ど取材できませんでしたが、祭りの雰囲気などは 昨年7月の日記 をご覧下さい。 追い山が終わって蝉の声も聞こえ始め、 博多の街に本格的な夏がやってきます。


2007年7月21日(土)
 季節外れ〜というより、例年に比べてフライング気味の(笑)〜台風が去ったと思ったら、今度は大規模な地震でしたね。 残念ながら幾人かの方が犠牲になられ、けが人や避難を余儀なくされた方が数多くありました。  今でも瓦斯や水道が復旧していないエリアがあるようで、不自由な生活が続いている方も大勢いらっしゃいます。 被災された方には心からお見舞い申し上げます。

 地震報道の最中、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所のトラブルが、これでもかと言わんばかりにマスコミで取り上げられています。 確かに原子力発電所のトラブルは不安材料が多く、今回の対応が必ずしも良かったとは言えない点があることは否めません。  悪かったことは確かに悪かったのですが、地震が想定を上回る規模であったにもかかわらず、原子炉が無事に停止したことは、社会的に評価すべきと考えます。 日本人は「減点主義」の傾向が強い民族ですから、特に技術屋は「やって当たり前」「できて当たり前」と思われがちで、 設計どおり或いは想定外の事象に対してうまくいったことを、社会が褒めることは殆ど無いといっても過言ではないでしょう。

編集部に届いた HARRY POTTER 最新版(英文初版)
 最近では、2007年3月の全日空の DHC8-Q400型機の前輪が出ないまま胴体着陸した時に、珍しくパイロットが評価されてたようですが、 あれは「想定内」の事象だったのではないでしょうか。 万が一にもうまくいかなかった事があろうものなら、鬼の首を取った如く、特にマスコミが煽る傾向が強いことも、また否めない事実です。

 これは国民性の問題ですから、ある意味「当たり前」なのかもしれませんが、このような風潮が続けば、昨今言われている技術者の減少傾向に歯止めをかけることはできないでしょうね。 ちょっと感情的かもしれませんが、技術屋の端くれとして、 一連の地震報道から感じたことを綴ってみました。

 今日は、HARRY POTTER 最終版の「解禁」日でしたね。 編集部にも厳重な警護の元(?)無事に宅配便で原書が届きました。 原題は "HARRY POTTER and the Deathly Hallows" となっています。 さて、どんな日本語タイトルが付くのでしょうか?