September 2016

2016年
9月4日
(日)
【暑かった福岡+文化探訪】
 早いものでもう9月。 まぁ、毎年同じ時期に同じことを考えているのですけどねぇ...。 進歩が無いってことでしょうね。  こちらもいつものことですが、山笠取材で気合が入る7月が終わったら、8月は力が抜けるというか、夏バテというか、結局8月の日記は1日限りでした。

 それにしても今年の福岡の暑さは「格別」でしたね。 7月18日に福岡で「梅雨が明けたとみられる」宣言が出て以降は、めっきり雨が降らなくなり、気温はグングン上昇。  7月4日に最高気温35.4℃を記録し、今年初めての猛暑日を迎えて以来、連日茹だるような暑さが続いていました。
 
2016年1月1日〜9月3日の猛暑日・真夏日
都市名猛 暑 日
(日最高気温
35℃以上)
真 夏 日
(日最高気温
30℃以上)
福 岡2262
東 京346
熊 谷858


 例年であれば、8月の頃から台風が何度か近海を通ったり上陸したりして、その度ごとに徐々に暑さが和らぐのですが、今年は沖縄まで来ていた台風が関東〜東北に北上して「逃げて」行ってしまうなど、秋の気配は少しばかり遠いものになっていました。

 今年の福岡の暑さを数字で実感してみようと、昨日(9月3日)までの猛暑日と真夏日の数を、東京と関東でも指折りの暑い都市・熊谷と較べてみましたよ。 いやぁ、スゴイですねぇ、表のとおり他の2つの都市に較べると、猛暑日・真夏日ともかなり多く、暑かったことがわかります。

 この週末は、この夏初めて九州に接近する台風12号の影響か、やや蒸し暑いものの、昨日(9月3日)の最高気温は 28.6℃と 30℃を下回る季候でした。
 


 8月の中旬〜下旬は各地への「遠征」が続き、日記を書く時間がとれませんでした。 そんな中で、東京・六本木で開催されていた「土木展」と、九州国立博物館で開催されていた「東山魁夷展」を訪れてみました。

土木展@東京・六本木+スコップスプーン 東山魁夷展@九州国立博物館

 今回訪れた土木展は、毎週聴いている J-WAVE の番組 GROWING REED(毎週日曜日 00:00〜01:00)の 6月27日の放送で紹介されたもので、「ユニークなイベントだなぁ」と感じて、行ってみたものです。

 「土木」といえば、ダムや建物の基礎など、どちらかといえば日頃は馴染みが薄く、比較的地味な印象ですが、展示では新宿駅や渋谷駅を3D的に表現した大型図版や、地中から見たマンホールの実物、デジタル技術を駆使した標高測量モデルなど、興味ある展示物が並んでいました。  また、一部のマニアの間で話題の各レストランで工夫した「ダムカレー」も展示されており、グルメな方にも退屈しない内容で、記念にスコップを模したスプーンを入手しました。

 九州国立博物館では、8月末まで開催されていた東山魁夷展に足を運んでみました。 日本を代表する画家の数々の作品は圧巻で、特に今回は大修理中の唐招提寺・御影堂に画伯が描いた襖絵・床の間絵の実物を直接観ることができたのは感激でした。
 


 久し振りに書くと、ついつい長くなってしまいます。 先日某所で本サイトの数少ない熱心な読者の方から、叱咤・激励を直接戴きました。 お読み戴いている方からの声は、励みになります。  サボり癖がなかなか矯正できない編集部ではありますが、慢心することなく地道に書いていくつもりですので、期待することなく(笑)お待ち下さい。(1)


2016年
9月18日
(日)
【秋の味覚】  
銀杏の姿に、視覚・嗅覚で秋を感じています


 夏が終わって、一気に秋の気配。 台風16号が連休明け頃に九州に接近の見込みとの予報が出ています。

 ここ数日は雨の日が多い福岡ですが、先日久し振りに散歩に出かけると、街路樹の銀杏の実が熟して路面に落ちていました。  まぁ、銀杏の実は「嗅覚」にも訴える秋の雰囲気なので、中には好ましく思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、茶碗蒸しの具財や焼いたものは秋の味覚ですね。

 今年は秋刀魚の水揚げが例年に較べると少ないそうで、食卓に出てくる頻度も、この秋は少しばかり下がるかもしれません。 食欲の秋、読書の秋、芸術の秋・・・、さて、あなたのこの秋のテーマは何でしょうか?(2)  


2016年
9月22日
(木・祝)
(秋分の日)
【久し振りの桜島】  
鹿児島のシンボル桜島

 台風16号は九州南部を東進し、宮崎や鹿児島では結構な被害に見舞われました。 残念ながら被害に遭われた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

 先日、鹿児島に行く機会があり、天気も良かったことから久し振りに綺麗な桜島を拝むことができました。  かつて、鹿児島には2年半程度住んでいたことがあるので、桜島は懐かしい風景です。  活火山のお膝元に60万人(鹿児島市の2016年4月推計人口)も住んでいる、世界でも珍しいエリア。 外国人の観光客の中には恐ろしがる方もいらっしゃるとか。

 「鹿児島は雪が降らない」と思われている方は多いと推測しますが、実は鹿児島でも年に数日は雪が降ります。 寒い時は桜島も雪化粧し、太陽の光が地上に届けば、それは美しいものです。  この冬は雪化粧の桜島を拝むことができるかな? 冬場に鹿児島に行くチャンスがある方は、少しばかりご期待下さい。(3)  


2016年
9月25日
(日)
【「プラリバ」その後】  
「14か月後」も変わらぬ外観の西新プラリバ

 昨年7月一杯で営業を終えた、西新「プラリバ」。 昨年7月の日記で 店じまいの記事を掲載 しましたが、14か月経っても右の写真のとおり外観はほとんど変わってません。

 実はプラリバの真下に、福岡市営地下鉄の西新駅があり、地上と地下鉄改札階を結ぶエレベーターが、このプラリバの建物の中にありますが、昨年7月の時点では代替のエレベーターは無く、新たなエレベーターが完成するまでは、このエレベーターが使われています。

 まぁ、行政のアンテナが低かったのか、プラリバの運営会社との関係がよろしくなかったのか、定かではありませんが、「こんな事だったら、あと1年営業してもらいたかったよなぁ」という声も聞こえています。

「プラリバ」閉店後、14か月に亘って使用されたエレベーター
プラリバから道を挟んだ側の
エレベーター地上乗り場(工事中)

 地元行政もプラリバの閉店後に重い腰を上げたようで、別の場所に地上と地下鉄改札階を結ぶエレベーターの設置工事を始め、やっとのことで代替エレベーターが、この10月から供用を開始できそうです。

 しかし、この代替エレベーターは、現在のエレベーターから広い道を挟んだ反対側で、この付近では人流が少ないエリアの方です。 ベビーカーや車椅子の方の多くは、一度大通りを渡らなければ、エレベーターの乗り口に辿りつけないわけです。  時間をかけて、それなりの経費(=税金)をかけるのであれば、少しでも市民に使いやすい選択肢は無かったのか?と疑問が残ります。

 10月以降、このエリアを利用する皆さんがどのような反応を示すのか、興味あるところです。(4)