October 2017

2017年
10月15日
(日)
【西鉄8000系電車引退】
 本ページは「日記」などと称していながら、このところは月に1回書くのがやっとという体たらく。  このところ「経営状態」が厳しい日が続いていることをご容赦ください(笑)。

在りし日の8000系(2010年9月:西鉄春日原駅)

 福岡市から南に伸びる西鉄天神大牟田線。 福岡〜久留米〜大牟田の各都市を結ぶ私鉄で、沿線の通勤・通学の足として欠かせない存在です。  その路線で 1989年に特急型車両としてデビューした 8000系の車両が、28年間の走りを終えて、本日引退しました。

 この車両は、2011年10月に引退した2000系車両 の後継として、6編成が特急用車両で運用され、天神〜大牟田間を64分(ダイヤ上)で結びました。  クリーム色に赤のストライプという基本的なカラーリングは、2000系車両の流れを引き継いだものですが、赤の色合いが少しばかり濃くなっていました。  先頭車両の流線型デザインは当時としては斬新で、速そうだなぁ... と感じたものです。 福岡市内から太宰府(二日市乗換え)や久留米に行くには最適な「足」で、編集部でも随分お世話になりました。

「旅人」として運用された8000系
(2014年12月:西鉄太宰府駅)
 この電車は方向転換できる(扉の最寄は方向転換不可)クロスシートで、長距離の移動には車窓の景色を楽しめる造りでしたが、各車両の乗降扉は2つだったので、朝夕のラッシュ時には乗客の乗り降りが不便でした。  この 8000系の引退を視野に、最近の特急電車は新旧の3つ扉の車両で運用されていました。

 「晩年」は1編成が、太宰府観光の活性化を目指した観光列車に「旅人」として改造され、2014〜2017年に二日市〜太宰府間で活躍しました。 さらにもう1編成は、水郷柳川の観光列車として「水都」のネーミングで 2015〜2017年に運行されました。

 どこの世界でも「新陳代謝」は進みますね。 28年にわたる活躍、ありがとうございました。(1)