October 2018

2018年
10月26日
(金)
【山口散策】
 10月も後半。 朝夕はかなり涼しくなりました。 もう台風は来ないのかなぁ?

 最近アクティビティが下がってますが、先月の長崎・大分に続いて、山口県山口市に「取材」に行きました。  なんと!博多〜山口のバス便が、ネット早割りで 1,000円というのを見つけたので、チョッと行ってみようと思い立った次第です。

国宝・瑠璃光寺五重塔(1442年建立)
 山陽新幹線の駅に「新山口」があります。 ここは、かつては吉敷郡小郡町だったところで、市町村合併により山口市になり、駅名も「新山口」になりました。

 今回訪問したのは、JR新山口から内陸に 12km ほど行った、湯田温泉と山口県庁があるエリアです。  実は遠い昔の 1970年代に行ったことがあり、覚えているところだけでも回ってみようと散策しました。

 まずは瑠璃光寺・五重塔。 ここは「京都に行かなくても五重塔があるんだ!」と、鮮明に覚えています。  木造5層、高さ 31,2mで 室町中期の 1442(嘉吉2)年の建立。 京都の醍醐寺、奈良の法隆寺と並ぶ日本三大五重塔の1つに数えられるとか。  ちなみに「日本三大○○」というのは、日本独特の紹介方法らしく、このようなことを欧米や外国の方に話しても、ウケはよくないそうです。

 閑話休題。 建ってから 600年近く経つのですが、立派なものです。 周りが庭園風になっており、かつてと変わらぬ落ち着いた威風に安心しました。  近くまで寄るのに、特に料金を払うこともなかったのですが、これほどの建物であればメンテナンスも大変でしょうから、庭園に入るのを有料化してもよいのでは?と感じました。

(左)サビエル記念聖堂 (右)聖道内部のパイプオルガン

 山口のランドマークといえば、サビエル記念聖堂。 この聖堂はもともと 1952(昭和27)年に建てられたのですが、残念なことに1991年に焼失しました。  現在の建物は、カトリック修道会であるイエズス会をはじめ、多くの教徒や市民からの善意の資金提供により 1998年に再建されたもので、かつて見た聖堂とは違った姿のものでした。

 2つの尖塔は、かつての聖堂の風景を引き継いだものです。 内部は公開されており、礼拝堂には美しいステンドグラスとともに、パイプオルガンが「鎮座」していました。  暫しの間、礼拝堂に佇み、癒しの時間でリフレッシュすることができました。(1)