February 2005

2005年2月6日(日)
バンコクの「上野駅」ことフアランポーン駅の夜景

 今日,タイでは総選挙の日でしたね。 世間の下馬評どおり,昨年末のスマトラ沖地震に伴う大津波の後,迅速な対応が評価された現タクシン首相率いるタイ・ラック・タイ(タイ愛国)党が優勢なのでしょうねぇ。  タイの大手通信会社の実質的経営者でもある現首相は,インド洋周辺諸国の津波予知ネットワークを是非ともタイ企業の手で創り上げたいと意気揚々ですが…。

 ところで今日,ちょっと気が付いたことをひとつ。 世界的に見ても鉄道が比較的発達しているイギリスや日本では,鉄道の時刻が推理小説の題材に取り上げられることが少なくないですよね。  日本の場合,西村京太郎氏の著作には「これでもか!」と言わんばかりの時刻表マジックが登場しているようですが。 いやぁ,別に揚げ足取りという訳ではないのですが,こんなのって, タイではやっぱ無理だよねぇ…とふと思いついて一人でニヤニヤしていたのでした。 タイの鉄道については,本サイトのタイ鉄道入門のページをトクとご覧下さい。


2005年2月8日(火)

福岡市地下鉄七隈線開業記念切符

 いささか旧聞に属する話題ではありますが,福岡市地下鉄の新しい路線,七隈線(3号線)がバンコクの地下鉄に遅れること7か月の2月3日に開業しました。

 福岡市にはこれまで,南は福岡空港を起点にJR博多駅から天神を経て,福岡市北西部の姪浜を結ぶ空港線(1号線:13.1km)と,空港線途中の中洲川端から東北部の貝塚までの箱崎線(2号線:4.7km)が, アルファベットの "T" のような形状を描いて運行されていました。 今回新たに開業したのは中央部の天神南駅から南東部の橋本までの 12.0km で,この間に 24の駅があります。

 地下鉄の新路線は私自身の毎日の通勤に大きく貢献するわけではありませんが,モノは試しと何度か乗ってみました。

 車両は軌道上を走っていますが,まだ開業1週間なので「客の入り」は軌道に乗るには至ってない模様。 しかしバンコク同様,朝夕のラッシュによる時間のロスは確実に回避することができそうです。

 バンコクの総選挙,一部で「再選挙」の地区もあるようですが,おおかたの予想どおり現タクシン首相率いるタイ・ラック・タイ(タイ愛国)党が圧勝のようですね。


2005年2月9日(水)
35,000アクセス以降の麗しい(?!)履歴
アクセス日 付時 刻1,000アクセス
所要期間
35,0002005年 1月13日17:00頃
36,0002005年 1月18日10:00頃4日+17時間
37,0002005年 1月23日15:00頃5日+ 5時間
38,0002005年 1月28日14:00頃4日+23時間
39,0002005年 2月 3日21:00頃6日+ 7時間
40,0002005年 2月 9日12:00頃5日+15時間
 今日はサッカーワールドカップの予選,北朝鮮戦が埼玉スタジアムで熱戦が繰り広げられているようです。 勝負に勝つに越したことはないのですが,試合でも勝って欲しいモノです。

 さて,2004年1月13日の 35,000 アクセスから 27日目にして 40,000 アクセスを数えることができました。 カウンタの数字から,9日(水)の 12:00 頃に迎えた模様です。 メインのページのネタに新鮮さが薄れつつあるにもかかわらず, アクセス数が比較的コンスタントに推移しているのは,皆さまのご来訪のおかげと厚く感謝いたします。

 そろそろメインのページの更新時期でしょうかねぇ…。 過度の期待はご無用,気長にお待ち下さい。


2005年2月11日(金)

タイでメジャーなインスタントラーメンのひとつ「マーマー」
トムヤムクン風味(左)とクリーミー・トムヤムクン風味(右)

 日本では,今日から3連休の方もいらっしゃることでしょう。 今週初めからは旧正月ですね。 バンコクの中華街,ヤワラーなどは新年を迎えて賑わっていることと思います。

 今日は家族で,タイで買ってきていた激辛!トムヤムクン風味のインスタントラーメンに舌鼓をうちました。 タイではインスタントラーメンも普及しており,日本では見られませんが, 街の屋台でこのインスタントラーメンを調理して食べさせてくれるところがあります。 日本でそんな商売して,安いラーメンやうどんを売っても商売にならないのなカァ?

 写真のラーメンは,タイでも人気の「マーマー」。 このまま食べるとチョット辛いかもしれないので,野菜などを入れると少しばかり味がマイルドになります。 1つ5バーツ(約15円)で, タイの殆どのスーパーマーケットやコンビニで買うことができますので,タイからのお土産には最適な逸品です。 カップ麺スタイルのものもありますよ!


2005年2月13日(日)
 昨日(12日:土)近くのスーパーで,長さ 30cm もあろうかという大きなマグロの「かま」が3つ入ったパックが \300 で売られているのを発見! うっそぉ〜, バンコクじゃ小さな「かま」が一切れ数百バーツもしてたのにぃ…,やっぱ日本ですね。 某N□Kのラグビーの中継ではありませんが,当初は「とんかつ」だった夕食のメニューを急遽変更し, 2パック購入。 夜は塩焼きにして,家族でツクジリ回して(笑)楽しみました。 いやぁ〜旨かった! デカい「かま」だったので比較的食べやすく,最年少の'99年製ワガママ娘も, 猫の如くキレイに平らげてました。 我が家にとっては,100g \1000 以上のステーキを口にするよりも,昨日の「かま」を食べられたことの方が遙かに幸せだったのであります。

 そういえば,去る2月6日にタイ全土で投票が行われたタイの総選挙,一部の地域では投票者数と投票用紙の数が合わないなどの理由で投票のやり直しもあったようですが,最終的な結果が以下のとおり発表されました。  おおかたの予想どおり,現首相のタクシン・シナワット氏が率いるタイ・ラック・タイ(タイ愛国)党の圧勝に終わったようです。 これでタイの歴史上,初めて一党単独による与党政権が誕生することになるでしょう。

2005年2月のタイ総選挙結果
政 党 名議 席 数
タイ・ラック・タイ(タイ愛国)党376
民 主 党97
チャート・タイ党25
マハチョン党2
合 計500

 2004年8月のバンコク都知事選挙で涙を呑んだ期待の(?)Chuwit氏 (#15) は,チャート・タイ党から出馬して見事当選されたようです。 さて国政では,どんな手腕をふるってくれるのでしょうか?

 この週末,メインのページにビールの話題を久っし振りにアップしました。 タイのビールと,周辺諸国のビールを具に(謎)分析しています。 左党の方のみならず,皆さんのお越しをお待ちしていますので, 是非ともご高覧下さい。


2005年2月20日(日)

最近タイで出回っている2バーツ硬貨

 今日は福岡でも雪が舞うほどの寒さでした。 まぁ冬なので,当たり前っちゃ当たり前ですが。

 この週末は,近くの総合図書館にタイ語の勉強に行ってました。 タイの長〜い「寿下無寿下無」を自分なりに訳したのですが, 家にあるショボい辞書には載ってなかったので,図書館に出向いて調べたというわけです。 なんだか「アカデミック」な週末の感じで, 勉強の「成果」を世界一長い地名を探るにアップしました。 久しぶりに勉強したので疲れたぁ。 でも一部勉強不足な点がありますので, 先輩諸兄からのご教示をお願いします。

 今日の写真は,最近タイで出回っている2バーツ硬貨です。 タイで流れている日本茶のCMで「新芽チョ〜ダイ」のセリフで人気がある, バンコク在住の宮内さんから送って戴きました。 宮内さん,ありがとうございました。 福岡から,ますますのご活躍を祈念します。


2005年2月24日(木)

美しいタイの人形

 ライブドアさんとフジテレビさんのニッポン放送株の争奪戦,どっちもどっちですねぇ。 法的に問題なければよかろうという主張の一方で, 会社,それも国民の財産である電波をビジネスにしている放送局の経営権に影響を及ぼす時は事前協議が必要という主張。 どちらも判らないではありませんが, まぁグローバル・スタンダードの世界では,放送局の争奪戦といえどもスピードが勝負ではないでしょうか?  今までこのような事態を想定していなかった行政も,リスク管理の甘さを露呈させたわけですね。 我々がアジアの他の国に感じるが如く, 典型的なアジア特有の国民性の表れともいえるのではないでしょうかねぇ。

 今日の写真はタイの人形です。 タイを離れる時に,タイの方から記念にと戴きました。 なかなか綺麗で手が込んだものです。 タイの雰囲気を見ると, 一見「大雑把」なようですが(まぁ確かに大雑把ぁなところも多分に見受けられますが:笑),概して手先が器用でミニチュア細工や金属細工などが美しく作り上げられています。  タイの土産の中にも手先の器用さを形にした工芸品があるので,じっくり吟味されては如何でしょうか。


2005年2月26日(土)
 今日は写真無しです。 メインページやこの日記のネタ,日頃はあれ書こう,これ書こうと思っているのですが,いざパソコンの前に座ると「さて何にしよう〜かなぁ?」と悩んでしまうことしきりです。 サイトのタイトルに忠実に従えば,何らかの形でタイ関係の情報を提供すべきなんでしょうけど,日本に帰った後はなかなか新鮮な情報が入りませんね。

 福岡では今日も雪が舞いました。 寒かったので部屋に籠もって,お気に入りのトムとジェリーの DVD なんぞを見てゴロゴロしておりました。 先週図書館で借りてきた「タイ国古典文学名作選(冨田竹二郎 編訳)」も,少しずつ読んでました。  もうすぐ3月,九州では雪が舞う中,梅の花が春の気配を知らせてくれています。


2005年2月27日(日)

突然届いたマツバ(ズワイ)ガニ(左) 編集部の腹に入る寸前の「加工後」(右)

 ピンポ〜ン… 朝から来客です。 誰も来る予定が無いのになぁ…と思いつつ玄関に向かうと「宅配便で〜す」の声。 これまた何か届く筈も無いのになぁ…と思って受け取ると, 時限爆弾 いや保冷箱に入ったカニが2ハイ届きました。 あっりゃ〜,ビックリ。 我が編集部ではタイにいた時にエビを鱈腹口にしましたが,このようなデカいカニは初めてで,一同パニック!  送り元を探ると,兵庫に住む甥っ子からでした。 どうもアリガトさん。

 早速ナベにして一同で平らげました。 昨年暮れの寒くなる頃から「カニのピザが食べたい〜」と繰り返してた'93年製のドラ息子は,大感激で泣きながら(←ウソ)ツクジってましたよ(笑)。

 このカニに気をよくした編集部では作業も捗ったようで,今日はアンコールワット旅行記のプリア・カンのページが挙がりましたよ。 ご高覧下さい。