February 2003

2003年2月3日(金)
バンコクで売っている「冬物」衣料

 2月になり,バンコクの「冬」もそろそろ峠を越えたようです。 「涼しかった」毎日も,少しずつ「暑い」日が増えてきています。 これから雨季前の酷暑期の4月中旬に向かって, 日々気温が上がっていくことになります。

 さて,左の写真はバンコク市内の某所(ホントですよ!)でのものです。 バンコクっ子は,短い「冬」にこのようなものを着るのです。 今はもうシーズンオフの感があるので, このような「冬物衣料」がバーゲンで売られています。 しかし,誰もがこのような衣料を求めるわけではないので,日本に較べるとデザインや種類に限りがあるのは仕方ないことでしょう。

 1月はカンボディア,インドネシアそしてミャンマーと東奔西走の1か月でした。 月末にはカンボディアのプノンペンで騒ぎがあり,タイとカンボディアの関係が一時緊張しましたが, カンボジア側の謝罪などで,事態は収拾に向かっているようです。 バンコクで普通に生活している限りでは,危険な状態に直面することはありませんので,ご心配なく。 とはいえ, 自分の身は自分で守るというのは,世界のどこであろうと「常識」ですから,油断は禁物です。


2003年2月9日(日)

2月9日のガソリン価格
12月比ガソリン+2.10バーツ
軽油+1.20バーツ

 この週末は,久しぶりにページ「本家」を更新しました。 バンコクの公共交通機関BTSの紹介ページなどを追加しましたので,ご高覧下さい。

 今日はこちらに来て,初めて歯医者に行きました。 虫歯が悪化したのじゃありませんが,被せていた金属がとれたので,暫くは瞬間接着剤で騙しながら着けていました。 しかし,頻繁にとれるようになったので,思い切って歯医者に行ってみたわけです。

 別のページでも書きましたが,バンコクは日本人が数万人いるので,日本人向けの歯医者も多数あります。 医者によっては思うように予約が取れないところもあります。  今日行った歯医者は最近開業したところで,まだ「ポピュラー」でないせいか今日の今日で予約が取れました。 受付は日本語が上手(いや,ほぼ完璧に近い!)な女性が対応してくれます。 歯科医はタイの方ですがカタコトの日本語が話せるし,受付の女性が付いてくれますので,自分の症状や希望などを伝えることができます。

 今回は,被せる材料を作り直すことになり,次回は来週の週末に行くことになりました。 日本人向けの歯医者は,休診無しか,あっても平日に設定してあり, 週末に開業しているのは,嬉しい限りです。

 今日は久しぶりにガソリン価格調査をしました。 イラク情勢が緊張の度合いを増しているからか(?),最近は値上がり気味のようです。


2003年2月14日(金)

バナナはこのようになっています

 今日はヴァレンタイン・ディですね。 日本じゃチョコレートが飛び交っていることかと思いますが, こちらでもそれなりの商戦が繰り広げられているようです。 でも,こちらのヴァレンタイン・ディの「しきたり」はよく知りません。 今日は金曜日というのも重なって,街は賑わっていることでしょう。

 さて,昨年11月中旬以来雨が無く,乾季真っ盛りのこの時期なのに,今日はなんと!雨が降ったのです。 今日降ったところは,バンコクの市街地中心から北に15kmほどの,空港に近い一帯で, 夕方の4時前から30分ほど,雷を伴った局地的な集中豪雨っぽい降り方でした。 本サイトの記録によると,昨年は2月26日の未明にかなりの降雨があったことが, こちらに公式に報道(大袈裟な!)されています。

 昨年は2月26日が祝日(マーカーブーチャー:万仏節)でしたが,今年はこの祝日が2月16日の日曜なので次の月曜が振り替え休日となり,この週末は3連休となります。 特にどこに行く予定も立ててないので, じっくりバンコクの街でも回ってみるつもりです。 昨年と今年だけしか経験してませんが,どうやら,この万仏節の頃に一雨来るようですねぇ。

 先日,近所を散歩してたらバナナの樹に実がなっていました。 こっちで「バナナ1つ」というと,1本でなく今日の写真の1セット(?)出て来て,食べきれなかったという, ウソのようなホントの話を聞きました。 最近疲れ気味なので,今日は焼酎喰らって早く寝ます。


2003年2月17日(月)

あぁ,1度は泊まってみたい「あの」オリエンタルホテル
建物の上のタイ語の看板は「ローングレェーム オリエンタル」
「ローングレェーム」は勿論ホテルという意味

 タイの3連休も今日で終わり。 今回はバンコクでユックリし,バンコク3大寺院のうち,まだ行ってなかったワット・ポーをぶらついて(3大寺院の他の2つはワット・プラケオとワット・アルーン), チャオプラヤ川の定期船(チャオプラヤ・エキスプレス)などを乗り回して時を過ごしていました。 上の写真は,チャオプラヤ川の河畔に位置するオリエンタルホテルで, そのサービスぶりは世界一とも絶賛されるほど。 一度泊まってみたいのですが,財布とカァちゃんとよく相談しなければなりません(笑)。

 さて先週土曜日の15日,1通のメイルが届きました。 本ページの「ドイツ・オランダ訪問記」のオランダ・アーンネム編の,例の「ヲタク」な内容に対する感想と激励の内容のものでした。  自己満足の要素が非常に大きいとはいえ,こういうメイルを戴くと,自分なりにページを作ってよかったなぁと感じます。 もう1通,最近のページに対する感想も,知人の方から戴きました。  どうもありがとうございました。

 さて,明日からいつもの生活に戻ります。 2月は「ニゲル」,逃げるような時間に振り切られないよう,頑張らねば!


2003年2月27日(木)

スリーパゴダパスのタイ・ミャンマー国境
手前がタイ側,向こうがミャンマー側

 ちょっと遅くなりましたが,先週末,バンコクから約350km北西のThree Pagoda Pass(スリーパゴダパス)に行ってきました。 まぁ, 「スリーパゴダパス」と言っても,馴染みが薄い方が多いでしょうけど,あの戦場に架ける橋で有名なカンチャナブリの一番奥にあり,ここからは,隣国ミャンマーに陸路で入国できます。

 現在,ミャンマーでは公式な外国との窓口は首都のヤンゴンのみ,また入国に当たってはビザが必要で,ビザの種類によっては,入国時に強制両替(2003年1月現在で US$200)の措置があります。

 ここ,スリーパゴダパスからの外国人(タイ人,ミャンマー人以外)の国境越えは,ある意味では「非公式」のようなもので,ミャンマー国内は国境から500mほど離れた市場までで,それ以上は行くことができません。  まぁ,言ってみれば地元の人たちに便宜を図って国境を開けてるようなもので,我々外国人はその「おこぼれ」にあずかって入国しているようなものです。  従って,2国間の関係が悪化して国境が閉鎖された時に,一番困るのは地元の人たちなのです。 国境越えに当たって,パスポートは必要ですが,ビザは不要,スタンプは押されません。  我々の場合はタイ側の出入国事務所にパスポートを預け,引き替えに国境越えの書類を貰いました。 必要なものは,(1)パスポート原本 (2)パスポートの写真面とタイへの最終入国スタンプが押されたページのコピー (3)パスポートサイズの写真2枚 (4)US$10(タイバーツは使えない) でした。

カンチャナブリにあるHin Dat温泉
手前は「ぬる燗」,奥が「熱燗」

 スリーパゴダパスからの帰りに,Hin Dat(ヒンダッ)温泉に浸かってきました。 いやぁ,日本を離れてもうすぐ2年,久〜しぶりの温泉,きもちよかったぁ,懐かしかったぁ。

 この温泉は,第2次世界大戦当時に泰緬鉄道を引いた日本軍が見つけたのが始まりで,今では隠れたリゾート〜と言っても,ホテルなどはありませんが〜となっているようです。  この温泉は男女混浴,でも素っ裸で入るのは日本の文化で,ここでは水着着用が義務。 入湯料は10バーツ(約\30),着替え用の個室も完備,温泉の周辺にはビールも売ってるし, ちょっとした食事もできる,まさに日本の温泉感覚で利用できるところです。

 温泉に浸かってイィ気分でしたが,一方で日本にはない「陸の国境」について,いろいろと考えた週末でした。