Cambodia Report 2.2

プノン・バケンからの夕陽

プノン・バケンから望むアンコールワット
 予定どおりバンコクを離陸した飛行機は,アンコールワットのお膝元,シェムリアップに予定どおりに到着。 こちらのページでも紹介しているとおり, バンコク〜シェムリアップは,週に50便以上もフライトがある「ドル箱」路線です。 この日もアンコールワットで新年を迎えようとする多くの人々で賑わっていました。

 シェムリアップに着く頃は,もう陽も傾いています。 沈む夕陽を見るに絶好のスポット,プノン・バケンの丘に登りましょう。 ここはアンコールワットのすぐ北西に位置する60mほどの高さの丘で, 頂上には9世紀末に建てられたといわれる祠堂の跡が残っています。

 正規の参道を登ると10分ほどで頂上に辿り着きますが,子供や年配の方には,結構坂がキツいものです。 ここには「象タクシー」も待機しています。 US$15〜20(ちょっと高いけど,交渉次第!)出せば, 象の背に乗せて 15分ほどで頂上まで連れて行ってくれます。 象が登る道は少し緩やかな道で,途中には「象注意」の看板もあります。 我が家は正規の参道と象のルートを織り交ぜて, 家族5人何とか自力で登りつめました。

 暗くなる前に,丘の上からアンコールワットを見てみましょう。 フムフム,樹海の向こうに象徴的な3つの尖塔が見えています。 そう,あそこがあのアンコールワットなのです。


プノン・バケンの丘には US$15〜20 で15分ほどで登れる「象タクシー」も待機

 徐々に日が傾いていき,2002年最後のお天道様もそろそろ店じまいの頃です。 いやぁそれにしても,あきれるほど沢山の人たち〜まぁ我々もそのうちの5人ですが(笑)〜が登ってきてますねぇ。  時間が経つに従って,みんな西へ西へと視線を移していきます。 天気は快晴,地平線のところに少しばかり薄雲が漂っています。

 いよいよお天道様が,地平線の向こうに沈もうとしています。 西を向いた大勢の人々〜国籍問わず!〜は,固唾を呑んで日没を見守っています。 もうすぐ日没という時に,お〜っと!雲に隠れそうです。  と,この日のお天道様の店じまいは地平線に沈むちょっと前,雲の向こうに消えていきました。 どこからともなく始まったパチパチという拍手で,2002年の日没を見送ったのです。


夕陽を見送る(あきれるほど?!)大勢の人々

2002年最後の日没(現地時間 17:42)
 日が沈むと,瞬く間に暗くなっていきます。 丘の上に登ってきたら,同じ道を下りないと元のところへは帰れませんな(笑)。


日没後のプノン・バケンのシルエット
 足下を注意して見ながら,一歩一歩坂を下りていきます。 子供達にも急ぐことなく,慎重に下りるように伝えます。 途中滑りそうになることも何度か。

 日没のベスト・スポットのこの丘に登る時は,懐中電灯は必携です。 無理に正規の参道を下りるよりは,時間がかかっても坂が緩やかな「象のタクシー道路」を下りる方が, 安全に下りることができるでしょう。

 2002年の大晦日,この日は人生でも最高の日没を見ることができました。 明日は初日の出を見にアンコールワットへ。 紅白なんて見向きもせずに,ビール呑んで眠りに就きました。  さて,2003年は初日の出に間に合うよう,予定どおりに起きることができるかな?


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