Cambodia Report 3.6

改めてアンコールワット
−その5−


第2回廊の内側(上) 窓を囲む数多くの女性像(下)


 急な階段を命からがら降りてきました(笑)。 これから十字回廊を通って,西塔門に戻ります。 ここ,第2回廊内部に来るまでは急な階段を上ってきましたが, 十字回廊への降り口は降りやすい階段が整備されていました。

 第2回廊の内側では,綺麗な女性像のレリーフを見ることができます。 このレリーフはアンコールワット全体で見ることができるのですが,なぜかここのレリーフはうまく写真に収まっていました。  このレリーフはデバター(女神)とか,アプサラス(天女)などと呼ばれていますが,この区別はよく判りませんでした。 服装やレリーフの場所で呼称が決まるんでしょうねぇ。

 西塔門に出る前に,十字回廊をちょっと見物。 ここには2つの見所があります。 1つは回廊中央部の天井付近に残る朱塗りの彩色。 アンコールワットが建設された当初, 化粧石に用いられた砂岩は朱色に塗られていたと言われていますが,どうやらこの朱塗りの彩色がその説の根拠のようです。 朱塗りといえば中国文化を彷彿させるのですが, 建設当時,何らかの形で中国の文化の影響があったことも考えられます。

 もう一つの「名所」は,1632年に書かれたと言われる肥前(今の佐賀県)出身の森本右近太夫一房の墨書です。 この十字回廊にはいろいろな書跡があるのですが,中でも森本が書いたものは比較的綺麗な形で残っています。  墨で書いた文字は長持ちするもので,この事例が示すように楽に数百年は「色落ち」しないものです。 他にも中国の人が書いたと思われるような書跡もありました。 それではチョイトばかり十字回廊を巡ってみましょう。


西塔門の内側にある十字回廊の天井部に,僅かに残る朱塗り


森本右近太夫一房が残したと伝えられる墨書(1632年)の全景(左)
「日本」のような字も見られる(右)


かつて中国から来た者が残したのか,漢字で書かれた落書き?(左)
刻まれたクメール文字(右)漢字の墨書きの上に彫られている 悪質ないたずらか?


 十字回廊を巡って,やっと西塔門に戻ってきました。 池の前の「定番」の場所から世界遺産を写真に収め,アンコールワットを後にします。  ホントウはもうちょっと見たかったんですけどね。

 ということで,アンコールワット見物は終わりです。 さて,次はどこに行くのかな?

アンコールワットの中央祠堂全景(左) 本堂を背に西参道から別れを告げる(右)


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