Europe Report 3.1

ドイツからオランダへ

ドイツ〜オランダ国境のライン川下流域には雄大な風景が拡がる

 ドイツ北西部,オランダとの国境に近い地域から下流のライン川は,上の写真のように雄大な平原を走っています。  車窓の風景は果てしなく緑の平野が拡がり,日本ではあまり見られない風景です。

多国籍解説のおもしろ張り紙

 ところで,某所で左のようなユニークな張り紙を見ましたので,思わず撮影してしまいました。

 一番左は「間違った使い方」,真ん中は「半分正しい使い方」,そして一番右が「正しい使い方」の解説です。 張り紙上部の説明は, ドイツ語と,真ん中の "PRESQUE CORRECT" はフランス語,他は英語ですね。 彼らのユーモアはもとより, 張り紙1枚とっても多国語で説明されているなんて,島国日本ではとても想像できない世界です。


チョット期待はずれ(?)だった国境

 閑話休題,いよいよドイツ・オランダ国境です。 Oliver に「パスポートは見ないの?」と尋ねると,「そんなのいちいち見るもんか!」 との答。 事件があったときや要人が通過する前後などには,国境を閉鎖して検問やパスポートのチェックをするとのこと。 他にはオランダでは合法でも, ドイツでは違法のドラッグの流入を防ぐため,オランダ→ドイツ向けを抜き打ち的に検問することがあるそうな。

 道路沿いには,特に何もありません。 「ここから"Nederland"」,日本で言えば「ようこそ○○県へ」みたいな看板があるだけで,国境に鉄条網があるわけでも, 地面に1点鎖線の国境線(−・−・−)が引いてあるわけでも(そんなことないか!)ない。 車のナンバープレートも独蘭混合。  パスポートに "Nederland" のスタンプが押されることを期待していたのですが,この変化球には「外され」ました。


憧れの Arnhem に到着!
 とはいっても,ヨーロッパ諸国の全ての国境がノーチェックというわけではないでしょう。 ちなみに1997年の訪欧のとき, ユーロスターでロンドン→ブリュッセル(ベルギー)に向かいましたが,この時は,ブリュッセルの駅でしっかりパスポートチェックをされました。 (今はどうなっているかは判りませんが)

 車は西進,道路の看板もドイツ語からオランダ語に替わっています。 まぁ,オランダに入ったからといって,一面チューリップ畑というわけではありません。  この時は2月でしたから,花もまだだったでしょうしね。

 さぁ,あの場面で見た鐘楼が遠くに見え隠れしてきました。 長い間,訪問の機会を暖めていた Arnhem(アーンネム)の街が目前に。 どうして Arnhem に?  それは,次のページでご紹介しましょう。


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