Laos Report 3.1

さようならヴィエンチャン
 ヴィエンチャンでのひとときも終わり,バンコクへ帰るときがやってきました。 昨日入国したWattay国際空港に向かいます。



出発便時刻表(上)と
バンコク行きのラオス航空ATR-72型機(下)

 乗り込む飛行機は今日の最終便ラオス航空 (Lao Aviation) のQV415便です。 ヴィエンチャンとバンコクの間はタイ航空(TG)とこのラオス航空が, 1日に1往復ずつ飛ばしています。 ラオス航空はラオス唯一の航空会社で,ラオス国内はもとより首都ヴィエンチャンと中国の昆明,ベトナムのハノイ,タイのバンコクとチェンマイ, ラオス北部のルアンパバンからタイのチェンマイに,そしてラオス南部のパクセからカンボジアのシェムリアップ(アンコールワットの地元)までの国際線を運行しています。(2002年6月現在)

 出国税US$10を払い,手続きを終えて出発ロビーに行くと,バンコク行きの飛行機ATR-72型機が待っています。 このATR-72型機は,フランスのアエロスパシアル社製の短距離機で, 日本では運航されていませんが,世界では結構ポピュラーなプロペラ機です。

 さぁ,離陸の時間が来ました。 ラオスの地を後に,バンコクに向かって飛び立ちます。


ラオス-タイ国境のメコン川
川の右がラオス,左がタイ

 離陸するとすぐにラオス-タイ国境のメコン川越えです。 この日は天候も良く,窓の外の景色もよく見えます。 川を夾んで北側はラオス,南側はタイ,地図の上では国境線が引かれていますが, (川の水が濁っているせいもあって?)空からは国境線は見えません。

 川一つ夾んだだけなのに,タイの領空に入ると街が点々とし,道路も良く整備されている様子が窺えます。 たった2日間ではあったけど,世界でも決して裕福でないラオスで過ごしたひとときと対照的に,眼下には豊かな景色が拡がっています。  タイが東南アジアでも指折りの豊かな国であることを,空からも実感することができました。


ラオス語でも書かれているATR-72の安全マニュアル(左) 機内の様子(右)


無事,バンコク・ドンムアン空港にお帰りです

 国際線の1時間半ほどのフライトを経て,夕刻6時前,無事にバンコク・ドンムアン空港に帰ってきました。 また明日から,もとの混沌としたバンコクでの生活が始まります。

 日本に居たら,滅多なことでも無い限り,わざわざ行くことはないラオスですが,日本の雑踏から少しばかり逃避してみたい,でも「ありきたり」のところはイヤ! という貴方には, ヴィエンチャンは打って付けかもしれません。 自分にとっては,人生の中で命の洗濯ができたような週末でした。


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