Report 9

地元のビールは旨い!
タイ産地元ビール勢揃い!
シンハ・ゴールド,ビア・チャーン
シンハ・ドラフト,スーパー・ライオン,レオ

 年中暑いタイでは,ちょっと運動するだけでも汗をかくので,冷たいモノで喉を潤したくなります。 左に「勢揃い」したのは,タイで一般に売られている地元のビールです。 味は微妙に違うようですが, やはりタイの気候には地元のビールが良く合います。

 左の写真は,代表的な地元のビールを缶(330ml)で集めてみました。 下段左はタイで最もポピュラーな SINGHA(ビアシン)であります。 殆どのレストランには常備,またスーパーマーケットでも気軽に買えます。(タイはビールだけはどこでも売ってます。 日本のような酒類販売免許の対象外の模様) この大きさでB28(\75)程度。 こちらで言えば「フツー」のビールです。  そしてその兄弟分が上段左のSHINGHA GOLDで,度数4.8%のライトビールの分類,価格もビアシンと同じくらいです。

  これに対して,価格がB22(\60)程度と,少し安いものが右の3本です。 上は,最近台頭著しい象ビール(ビアチャーン)。  ちょっと香りが強いので,好き嫌いが分かれるかもしれません。 下の真ん中はスーパーライオン,右はリオ, 共にビアチャーンのライバルで,価格帯も同様です。 しかし,いずれもビアシンよりはちょっとクセがある感じ。 但し,これらは我々日本人が単独で行くような「フツー」のレストランでは見かけません。 スーパーマーケットでは購入可能。 日本でいえば「発泡酒」の感覚に近いか?

「ビアシン」スリヨータイ限定バージョン
4本セットでB100程度

 タイのビールはいずれも動物の名前がついてまして,SINGHAは神社の「こまいぬ」, あるいは沖縄の「シーサー」のような格好をしています。 日本の「麒麟」のようですなぁ。

 さて,その「ビアシン」ですが,最近タイ映画史上最大規模の作品「スリヨータイ」の公開に併せて, スリヨータイ限定バージョン(写真右)を販売しています。 スリヨータイに登場する4人の主要人物を缶に印刷したもので, 4本箱入りでB100(\270)前後で売られています。 私も早速入手しました。 巷では「バラ」でも売られていました。

 蛇足ですが,そのスリヨータイには,タイの王妃の姪が出演されているとかで,こちらでは結構話題になりました。 時期的には「パールハーバー」に引き続いての公開でしたので,2001年の6月以降,暫くは映画の話題が絶えなかったようです。

 タイでは日本のバドワイザーなどのように, いくつかの外国ビールがライセンス生産されています。

 
「タイ産」のヨーロッパ・ビール
ハイネケン,クロスター,カールスバーグ

 左から日本でもお馴染みのハイネケン,クロスター,そしてデンマークのカールスバーグです。  いずれも価格はB32(\85)程度で,地元のビアシンより少し高め。 殆どのレストランにはどれかが常備で, こちらの人にとっては「ちょっと背伸びした贅沢」で喉を潤したいときに飲まれるようです。 レストランによっては, 「ハイネケン・コンパニオン」や「カールスバーグ・ギャル」(いずれも筆者が勝手に命名)がいて,ビールを勧めてきます。 この可愛い女の子達に,"別会社"のビールを注文すると,怒って持ってきてくれません Hi。

  バンコクではアメリカや日本のビールも入手可能ですが,いずれも「輸入品」で,非常に高価です。 バドワイザーは330mlがB80(\220)位するし, 日本のスーパードライに至っては同じ分量でB110(\300)近くもするんです! アメリカにいたときはバドは20本1箱で$9程度だったので, あまりの高さに手が出ません。 従って,今回の「取材対象」からは外しました。(だから写真無し!)

 タイではほとんど年中,安くて旨いビールを呑めるのが「取柄」ですかな?(2001年10月記)


  • スーパードライは 2002年からタイでライセンス生産が始められ,その後1缶(330ml) 30バーツほどで発売されています。
  • スーパーライオンは 2004年8月現在,殆ど見なくなりました。 生産中止か?
  • カールスバーグも,ライセンス生産の契約に関連してタイ国内での生産を中止したと思います。(不確実情報でスミマセン)
  • バンコクの日本人向けのスーパーマーケット,「フジスーパー2号店」での情報によると,このページでも紹介しているシンハゴールドとシンハドラフトは,2004年8月現在で生産を中止したとのことです。
    (以上4件 2004年8月追記)
 タイを離れる前の「卒論」として,2004年12月現在のビール情報を再び?ビール大研究にまとめました。 ご高覧下さい。