Perth & Singapore Report 2.2

パース散策2日目
2002年4月13日(土)

街並みに調和する高層ビル
 今日はパースの街を散策してみましょう。 さて,どこに行こうかな...と地図を眺めていたら,"Australian Mint" の文字が眼に留まりました。  Mint とは造幣局のことです。

 さっそくホテルを飛び出し,街並みを見ながらMintへと向かいます。 この日は土曜日なので朝のラッシュもなく,街は至って静か。 左の写真はパースの鉄道駅前の風景ですが, 抜けるような青い空〜バンコクではこんな空は無いなぁ...〜に緑とビルがよく合っています。

 駅の近くからMint方面に行くバスを捕まえて乗りました。


パース市内の無料バス "Red Cat"
 パースの街の中心部には,CAT〜The Central Area Transit〜と呼ばれる無料バスが運行されています。 日本ではこのようなシステムは殆ど見かけませんが,欧米では特殊なものでもないようで, アメリカでもコロラド州のデンバーで似たようなシステム(1998年現在)がありました。

 このシステムは市が運営しているようで,市街地中心部の利便性向上による外部からの車の流入の制限と,交通渋滞緩和が最大の目的とされています。 このCATバスは観光客向けと言うより, 地元の方々向けのサービスであることから,週末よりも平日の方が多く運行されています。 パース市内を散策される方は,最初にCATの運行時間をチェックされることをお勧めします。  ちなみに,この日(土曜日)のRed CATの運行は10:00〜20:00の30分間隔でした。

 このCATは,運行経路によって "Red CAT" と "Blue CAT" と呼称が違います。 地図で調べると,目的のMintまでは Red CAT を利用して行けることが判りました。



1899年創業の西オーストラリア造幣局
 Red CATの運転手に尋ねてMintの最寄りのバス停でバスを降り,地図に従ってMintに辿り着きました。 街の真ん中にある造幣局なんて, なんだか不思議な雰囲気です。 アメリカでもワシントンDCと,コロラド州デンバーのMintを見に行ったことがあります。 ワシントンDCはこんな感じだったかな?

 某かの入場料を払って中に入ると,英語による説明付きのツアーで館内を一通り回ります。 オーストラリアの通貨や金銀などの貴金属の開発の歴史などが展示してあります。   途中で,重さ10kgほどの金〜時価10万ドル?〜の鋳造の実演があり,見物の皆さん,溜息をついておりました。 現在ではパース郊外の造幣局で貨幣が鋳造されており, パースの街中のこのMintは,博物館として残されているとのこと。 他に,好きなメッセージが自由に入れられるオリジナルコイン製作(勿論有料!)のコーナーもありました。  館内は撮影禁止だったので,残念ながら写真はありません。

 実はこの日,カミはんの●回目の誕生日だったので,メッセージ入りのオリジナルコインを作製して,プレゼントしてあげました。  


パースの繁華街マレーストリート・モール
 Mintから街の中心までは歩いても20分ほど。 ブラブラ散策しながら,多くの店が建ち並ぶ駅前のマレーストリート・モールまで戻ってきました。  ここはパース一の繁華街で,土曜の午後となると若い人たちを中心にかなりの賑わいを見せておりました。

 もちろん観光客向けの土産屋も何件か軒を連ねています。 ここでは本屋でDown under world map(南が上の上下逆さま世界地図)や,子供達に"Made in Australia" のぬいぐるみ(かものはし,カンガルー,コアラ)などを購入。 オーストラリアの「名産」VEGEMITEが欲しくて,午後4時にスーパーマーケットに入ろうとしたら, ちょうど「閉店!」 結局この日は入手できませんでした。 あ〜残念。 1992年にメルボルンで土曜日に同じような目に遭い, 換金できずに悲惨な夕食を摂ったことを思い出しましたが,時既に遅し。 西洋では週末は早めに閉まる店が多い(2002年7月に行ったベルリンでもそうでした)ので, 注意が必要〜といっても,なかなか気がつかないんだよなぁ。

 この日は早めにホテルに戻って,パース2日目は暮れていきました。


街頭の郵便ポスト(左)とパースの中央郵便局(右)


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