Cambodia Report 3.4

改めてアンコールワット
−その3−

第一回廊東面の外側にあるチェディ

 第一回廊の南半分を回りました。 ホントウは第一回廊のレリーフを全部見たいのですが,悲しいかな時間切れ。 ここからアンコールワットの中心である中央祠堂を目指すべく,第二回廊へと「登り」ます。

 と,その前にちょっと一息,第一回廊の東側,殆どの観光客が入る正面(西側)の反対側で外に眼を向けてみましょう。 この辺まで来ると,多くの観光客は中央の祠堂に登っていってしまいます。  従って,こんなところ見るヤツなんて,そうそう居ません。 ひょっとしたら,ここで紹介する映像は本邦初公開(?!)かも〜そんなことはないでしょうけど。

 アンコールワット第一回廊東面の外側,そこには広大な敷地に拡がる森を背景に,草に覆われたチェディー(仏塔)がポツンと建ち,また東の森へと続く裏参道(?)もありました。 確かにアンコールワットの全体図を見ると, 東に延びる参道のようなものもあります。 興味ある方は,専門書などをご覧になってみて下さい。
    

東に延びる「裏参道」?

 さて,アンコールワットの構造は外側の第一回廊から中央に向かって高くなっており,第二回廊は第一回廊の内側から7〜8mほど高くなっています。  この一段高い第二回廊へ「登る」階段が極めて急で,加えて踏面(足を乗せる水平面)の奥行が短い〜日本の建築基準法適合からは遙かに「遠い」(笑)〜ため,非常に登り難いのです。 子供達も苦労しながら何とか登りました。 世界遺産に登録されているとはいえ,まだ一般の「観光向け」の設備が十分とはいえない部分があるので,これからアンコールワットに行く予定がある方は,急な階段の昇り下りがあることを「覚悟」のうえ, 是非とも「山登り」ができる格好でお出かけ下さい。

 それでは,第一回廊から第二回廊に登ってみましょう。



第二回廊へ登る階段(東面)


第一回廊内側は芝生 一段上が第二回廊


第二回廊東面内側


第二回廊内側の「境内」は石張り(東面内側)


アンコールワット特有の格子がはめ込まれた連子状の窓

中央祠堂は更に高いところにある

 ふ〜ぅ,何とか第二回廊の内側まで上がってきました。 陽も上がり,南に向かっています。 時計を見るともうすぐ10時半。  世界遺産の中心部まで,あと一息です。

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