September 2005

2005年9月4日(日)
黒い箱が電波を弱めるアッテネーター
 大型の台風が九州を窺っています。 南西諸島や鹿児島県の奄美地方は,既に暴風域に入っている模様です。 九州北部でも明日から水曜日にかけて影響が出そう。  ひょっとしたら,仕事の都合で徹夜になるかも? ということで,この週末はどこに行くこともなく,ユックリ過ごしていました。

 ユックリついでに,今日はFMラジオをクリアに受信するためのチョットした装置を作っていました。 我が編集部は,福岡のランドマーク的存在である 福岡タワー が肉眼で見える距離。  福岡のVHFのテレビや,FM放送の多くはこのタワーから送信されています。 編集部でも安定してクリアな信号が受信できるように,FMラジオの受信用に小さなアンテナを張りました。 週末はよくFMラジオを聞き, 時にはエアチェックをするのですが,複数のFMラジオ局の電波が強すぎるため,聞いているFMラジオ局の陰でよそのFMラジオ局の信号が微かに聞こえるのです。 まぁ贅沢な悩みなのですが,その悩みを解消すべく, FMラジオ局の電波を弱める装置(「アッテネータ」といいます)を作ってみました。

 早速アンテナを繋いで試してみると,遠くのFM局の弱い電波が聞こえなくなります。 フムフム,設計どおりに動作している模様,暫くこれを使ってみましょう。 気をよくしたので,ステレオシステムのスピーカーの位置をキチッと決めて, 聞きやすくしました。 引っ越した時に考えてた音源の配置に,漸く到達。 これで安心して台風を迎えられます(謎)。


2005年9月10日(土)
 「予定どおり」台風が来ましたね。 九州では鹿児島,宮崎,大分方面で甚大な被害が出ました。 今でも不自由な生活を強いられている方が大勢いらっしゃいます。  被災された皆さんにはお見舞い申し上げます。

 台風の勢力の割には,福岡では幸いに風雨ともそれほどではなく,編集部もなんとか機能できるのですが,如何せん「やる気」の方が機能してません(笑)。

 明日は衆議院議員選挙と最高裁判所裁判官国民審査ですね。 我々が国政に参加できる機会があるとは幸せなことです。 是非とも投票に行きましょう。


2005年9月11日(日)
某国の製薬会社を彷彿させるタイの
サイアム・シティ・セメントのトレードマーク
 今年も9月11日が来ました。 今年の日本の "911" は,衆議院議員選挙(総選挙)一色です。 もちろん,投票には行きましたよ。 夜のテレビのプログラムは開票速報一色ですが, 投票終了の20時を回るや否や「当選確実」の報道が流れること,そして最高裁判所裁判官国民審査の結果が,全くと言っていいほど報道されないことに疑問を抱くのは自分だけでしょうか?

 ところで "911" とは,アメリカでは緊急時の電話番号(日本の110番,119番に相当するが,アメリカでは警察と消防・救急の区別は無い)です。 この日を狙ったのも何か意味があったのかもしれませんね。

 さて,9月4日に作ったアッテネーター,本日とある番組をエアチェックしましたが,効果抜群! 悩みの種であった,聞いているFMラジオ局の陰で微かに聞こえていたよそのFMラジオ局の信号が,見事にカットされていました。  これで悩み解決! よかったぁ〜。

 今日の写真は,某製薬会社(「リPビタンD」などを作ってるところ)を彷彿させるトレードマークですが,これはタイのセメント会社,サイアム・シティ・セメントのものです。 まぁ,話のタネにでもして下さい。


2005年9月18日(日)
 今週末は暦の上では3連休。 まぁ必ずしも皆さん3連休というわけではないでしょうけど。

 今日は家族で映画でも見に行こうと思ってたら,ヨメはんが急に外出することになり(別に喧嘩したわけではありません!),行けなくなってしまいました。  そこで,子供達と夕食にカレーを作りました。 みんなで材料を買いに行き,分担して野菜を洗ったり皮をむいたり。 その後でタマネギを炒め,材料をジックリ煮込んでできあがり。  カレールーは辛口を入れたのですがタマネギを沢山入れたのと,ジャガイモの代わりにサツマイモを入れたので,辛さはそれほどでもなく,'99年製のワガママ娘も喜んで食べてしまいました。  たまには子供達と夕食を作るのもいいですね。


2005年9月19日(月)
アンコール遺跡群の「城下町」シェムリアップの街
(2003年1月撮影)

 今日は国民の祝日ですが,何の日だったかなぁ? 新聞などで調べると敬老の日。 かつては「敬老の日=9月15日」だったのですが,最近では連休を作るために祝日を月曜日にシフトしているので, ピンときません。 連休を作るために祝日を動かすという発想は,それはそれで評価できますが,そうでもしなければ休みが取れないという,日本の社会的風土の方がむしろ問題じゃないかな? アメリカやタイでの生活と比較すると, 何時の時点でも何においても,ゆとりの無さを実感せざるを得ません。

 今日はチョイトばかり時間があったので,サボっていた カンボディア旅行記 のページを進め,アンコール・トム -その1:南大門- を追加しました。 ページを作らなければと思ってはいる(でも焦ってない:笑)のですが, 記憶が徐々に薄れているのと,ウラを取るためにあれこれ調べながら作文しているので,スピードは鈍るばかり。 いつものことながら,次のページはあまり期待せず,気長にお待ち下さい。


2005年9月22日(木)
サンヨーのCDラジカセ PH WCD-850

 今日はいきなり古いCDラジカセの写真でスタート! 実はこのCDラジカセ:三洋電機の PH WCD-850,編集部に古くから存在する逸品(?)です。  購入したのが1988-89年頃〜実際はよく覚えてませんが,サンヨーの1988年11月のカタログには掲載されていたそうなので, この頃と思われます〜なので,もう16-7年経ってるかな。 今ではCDとカセットレコーダー/プレーヤーは動作せず,FM/AMチューナーと外部入力を受け付けるのみ。  もう第一線を離れてしまいましたが,時にラジオとして,また外部入力にMDプレーヤーを繋いで良き音源となっています。

 当時,ラジカセを入手するに当たって,(1) 定期的にエアチェックしていたので,タイマー録音機能があること (2) 田舎に住んでいてFMラジオの入り具合が悪かったので, FMの外部アンテナの接続ができること が条件でした。 この機械はこれを満足するものであり,更に嬉しいことには内蔵時計の電源が独立して電池(単3×1)によるもの。  これは,内蔵時計でタイマー録音を設定した後に万一停電しても時計がリセットされないので,タイマー録音の時間帯にさえ停電しなければ確実にエアチェックが可能ということです。

 1997-1998年の渡米中と,2001-2004年の渡タイ中には日本に残していきましたが,この間電源を入れなくても内蔵時計は刻々と時を刻み,帰国して電源を入れてもトラブル無し。  ガラクタ寸前なのに手放せないのは,この機械,音がいいのです。 大きさの割に低音が充実しており,簡易イコライザー(4素子ですが)も付いているので,音のバランスをある程度自由に設定できます。  もう暫くは使い込んでみようと思っています。


2005年9月23日(金)
タイ王室プロジェクト製の蜂蜜
 今朝の食卓に上ったのは,タイの蜂蜜。 タイを離れる時に,友人から戴いたものです。

 英語の "HONEY" の上のタイ語は「ナムプン スワン チットラーダ」と書いてあります。 「ナム」は『水』,タイ語では一般的に液体を指す単語。 「プン」は『蜜蜂』,従って「ナムプン」で『蜂蜜』です。  「スワン」は,『庭』や『公園』などを表す単語。 バンコク中心部にあるルンピニ公園のことは,タイ語で「スワン・ルンピニー」と言います。 最後の「チットラダー」は,王室の宮殿のことです。  このことから,この蜂蜜は直訳すると『王室の庭で作られた』ものになりますが,実質的には王室プロジェクトの産品ということです。

 この王室プロジェクトとは,タイ王室がスポンサーとなって地方の恵まれない地域の産業振興をはかるもので,主に牛乳やバター,ジュース,蜂蜜,コーヒーなどの農産物や手作りの工芸品などの指導ボランテイアを募り, 開発・販売しているものです。 その品質の良さはタイ国内でも好評を博しており,タイの人達は王室プロジェクトの産品を贈答品として使うことが多いようです。

 かつては麻薬の巣窟としてその名が知られた ゴールデン・トライアングル では,野菜や花卉,果物などの栽培が王室プロジェクトによって進められ,麻薬撲滅に成功しています。  ゴールデン・トライアングルでは,今やすっかり街から麻薬は影を潜め,観光客も多く訪れるようになりイメージ・アップにも繋がっています。

 また,タイ北部チェンライ郊外のドイ・トゥンでは,コーヒーの栽培が王室プロジェクトによって進められ,今やタイで最高級とも言われる「ドイ・トゥン」ブランドのコーヒー豆が売られています。

 この蜂蜜も一連の王室プロジェクトの産品というわけで,それなりのものを戴いたわけですね。 今日はタイの王室プロジェクトのご紹介でした。


2005年9月24日(土)
 カンボディア旅行記,予想に反して(?)好調に進んでいます。 今日はアンコール・トムのうち,バイヨン のページを一気に2ページ上げました。  トクとご覧下さい。

 ページを作っていたら,今日のTBS系の「世界・ふしぎ発見!」でアンコール遺跡をテーマにしていました。 アンコール遺跡研究の第一人者である,上智大学学長の石澤良昭先生も番組に出演されており,なかなか興味あるもの。  アンコール遺跡〜初心者コース〜を一通り歩いて回った編集部一同は,珍しく興奮してこの番組を見ておりました。 お陰でいつもは 21:00 である子供達の就寝時刻が,今夜ばかりは遅くなったのですが…。 明日は寝坊かな?


2005年9月25日(日)
カンボディア・トンレサップ湖のベトナム系住民

 この週末から,福岡はめっきり涼しくなりました。 ついこの前まで夜は窓を開けて寝てたのですが,今ではもう「寒い」ほど。 タイでの生活に慣れた身体には応えます(笑)。

 昨日から張り切って(笑)作っている カンボディア旅行記 のページ,引き続き好調に進んでいます。 今日は 王宮前広場トンレサップの湖 のページをアップしました。  のんべんだらりと作っていたこれらのページも,やっとのことでゴールが見えてきた感じ。 でも,見えただけじゃ進まないよなぁ。 まぁ,いつもの如く期待せずにゴール到達をお待ち下さい。

 今日作成したトンレサップ湖のページに,載せなかった写真をここにご紹介しましょう。 詳しくは ページ を読んで戴くとして,この△の笠を被っているのはベトナム系の住民です。 カンボディアはもちろん, タイの国でもこの笠を被った人達を至る所で見ることができるのは,地続きの大陸だからこそでしょう。


2005年9月26日(月)
「セブン」が揃いました!
 今日はラッキー! 運がいい日かな? トップページをご覧になってお判りのとおり,カウンタが "77777" を突破しました。

 編集部にはパチンコやスロットの愛好者はいませんが,今日の画像の如くラッキー7が揃うと気持ちいいですねぇ。  まぁ,「7」という数字を大事にするのは日本人特有の症状のようです。 

 ところで,タイではやっぱ「9」ですよ。 現在のタイ国王がラーマ9世だということもあります。 バンコクに行かれたら, よ〜く聞き耳を立ててみて下さい。 高架鉄道のBTSや,地下鉄の「発車のベル」も電子音が9回繰り返されるのですから。  タイの人達にとって「9」という数字には,こだわりがあるのです。