March 2017

2017年
3月11日
(土)
【あの日から6年】
(左)宮城県南三陸町防災庁舎跡 (右)三陸海岸沿岸道路の各地に立つ標識

 今日は「あの日」から6年目。 東北のみならず、各地で鎮魂の慰霊の催しが開催されたことでしょう。

 本サイトでも、昨年11月に現地を取材 し、5年経過しても推察できる現地の被災状況や、徐々に進む復興の状況などを、実況の談話を聴きながら目の当たりにしました。

 残念ながら犠牲になられた皆さまのご冥福をお祈りするとともに、1日も早い復興をお祈りします。(1)


2017年
3月26日
(日)
【最近の読書(その2)+アルファ】
 3月も、もう後半。 「例によって」日記を書くペースが下がっています。 東京を皮切りに福岡でも開花宣言が出ましたが、世間はサクラのシーズンには少し早いようです。

 今日は、先月の日記 に続いて、最近の読書の話題です。

書 名下 山 事 件
最後の証言 完全版
著 者柴 田 哲 孝
発行日平成19年7月30日 初版第1刷
発行所祥  伝  社
ISBN
コード
ISBN978-4-396-33366-9
書 名下 山 事 件
暗殺者たちの夏
著 者柴 田 哲 孝
発行日平成27年6月30日 初版第1刷
発行所祥  伝  社
ISBN
コード
ISBN978-4-396-63470-4

 本書を読む気になったのも J-Wave で毎週放送されている Book Bar という番組で紹介されたことがきっかけです。  本サイトを御覧の皆さまであれば察しがついていることと思いますが、編集長の読書領域はノンフィクションに偏っていることもあって、飛びついたものです。

 「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない・・・」という一言を身内の人間から耳にした筆者が、渾身の力を振り絞って著したノンフィクションが「下山事件〜最後の証言〜(完全版)」。  ノンフィクションでは解明できなかった部分を、著者が推測したピースとして埋め込んだものが、限りなく真実に近いフィクションである「下山事件〜暗殺者たちの夏〜」です。

 「あの事件」とは下山事件。 下山事件とは、1949(昭和24)年7月5日に、初代国鉄総裁であった下山定則氏が失跡し、翌6日に常磐線の北千住〜綾瀬間で轢死体で発見された事件で、犯人は捕まらないまま1964年に時効を迎えました。  同じ年に国鉄を舞台に発生した三鷹事件、松川事件とあわせて、戦後の三大ミステリーといわれています。

 いやぁ、背中がゾッとしました。 戦後の著名人が続出、本を読んでいる間は「こういうことを自分が知っていいのか?」という恐怖に駆られていました。  読むのであれば、まず「下山事件〜最後の証言〜(完全版)」を読まれた上で「下山事件〜暗殺者たちの夏〜」を読まれることをお勧めします。
   


 ところで突然ですが、4月から佐賀に転勤になります。 2007年7月〜2010年6月まで開設した東京支社に続いて、本サイトで佐賀支社を開設する見込みです。  少しばかり知名度は力不足ですが、ディープな佐賀の一面を紹介できればなぁ・・・と考えています。 読者の皆さまからのリクエストもお待ちしますので、今後ともよろしくお願いいたします。(2)