Berlin Report 2.2

ベルリンの地下鉄

黄色い地下鉄Uバーン (U-Bahn)
 ベルリンは,東京や大阪のように地下鉄網が発達しており,黄色い地下鉄Uバーン (U-Bahn) が縦横無尽に各ポイントを結んでいます。

 ところで,ドイツではこの地下鉄や大都市における一定区域内の限定的な鉄道輸送網は,どこへ行っても "Uバーン" と呼ばれています。 どこか一つの都市で乗り方をマスターすれば, 他の街へ行っても同様に利用できるので非常に便利です。 さすが,システマティックに物事を創り上げるドイツですね。

 Uバーンの運行路線は,U9 や U15 のように表示されています。 自分の目的地まで,どの駅でどの番号の路線に乗り換えるかは,路線図で予習が必要でしょう。 まぁ,東京の地下鉄で, 赤坂見附で銀座線から丸ノ内線に乗り換えるような感覚ですかな。 Uバーンの駅を見つけるのは,大きな "U" 印が掲げてあるので比較的簡単です。


判りやすい地下鉄駅への入口

 まずはチケット購入。 ATM のような自動販売機はすぐに見つかります。 チケットの料金は日本のように目的地の駅までではなく,ゾーン毎に設定されています。 都市の一定エリア内の鉄道交通で,細かく駅間の料金が設定されているのは, 私の知る限りどうやら日本だけのようで,欧米では殆どが「エリア制」のようです。 今回はゾーンAとBで使える1日券 (TAGESKARTE) を購入しました。  購入後は乗車の前に,ホームの隅に備え付けの検札機に入れて「ガチャン」と使用開始日時を刻印します。

 各駅には大きな駅名と,各方面の出口や乗換案内,駅の設備などが機能的に表示されています。 少し時間をかければ,乗りこなすのも難しいことではないでしょう。  バンコクの「完全独立制(公共交通機関間の乗り換えが全く考慮されていない!)」の公共交通機関に半ば馴れてしまった私には,久しぶりの「新鮮さ」でした。


自動販売機(左)でチケット(中央)を買い,検札機(右)を通してホームへ
このチケットは1日券 (TAGESKARTE) で,検札機で使用開始の日時がスタンプされる


乗り換えや出口を案内した駅の表示は判りやすい
"Ausgang" は出口のこと


多くの駅にあるパンフレットに記載してあるベルリンの交通路線図 拡大版はこちら
また東西の変遷を物語るベルリン交通路線図の歴史はこちら

(ドイツ語のページですが年代をクリックするとその時代の路線図にリンクしています)


「地下鉄」とはいえ,地上も走る U-Bahn


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