April 2005

2005年4月2日(土)
福岡市博物館で開催された
「偉大なるシルクロードの遺産展」

 今日は,日本「定住」1周年です。 1年前の日記を読み返してみると,久しぶりの日本に戸惑っている様子(笑)がうかがえます。  また,健在だった橋田さんもシッカリ日記に登場していますね。

 まぁ自分自身はその後も何度かタイに行っていたので,実質的な「定住」は昨年最後の日記のとおり今年の1月からなので,まだ日本の生活には慣れていません(笑)。

 今日は,この日記にも再三登場している福岡市博物館に,「偉大なるシルクロードの遺産展」を見に行ってきました。 実は福岡西方沖の地震(気象庁では正式名称を付けていないので, このサイトでは3月20日に発生した地震を暫定的に「福岡西方沖の地震」と称します)のまさにその時に見ようとしていたのですが,地震発生により館外に出され,その日はその後閉館となったため今日出直した次第。 地震当日の液状化現象の写真は, その日の 11:00 頃(地震発生の約7分後)に撮影したものでした。

 今日の展示物の多くは中央アジアのウズベキスタンから来ていたのですが,展示物が開催までに届かなかったため,開催当初は無料で公開されていた時期もありました。 展示物には仏教,ゾロアスター教,イスラム教などの様々な宗教に関するものや, 漢系,蒙古系,西洋系の顔立ちの塑像などがあり,当時の広い交易の様子がよくわかります。 まぁアジアとは広いもの,中国の西安(長安)なんてシルクロードの遙か東端なんですね。 最近は中国の西域に行くのも随分楽になったようで, シルクロードを辿る旅にも,いつか出てみたいものです。


2005年4月4日(月)
 今日は No Photo です。 今年は桜の開花が,予想より少しばかり遅れたようですね。 早くから花見を計画していた皆さんは,肌寒い中でまだ花が開かぬ樹の下,「アルコールを燃やして」体を暖めた方も少なくなかったのでは?

 桜の花言葉は「精神美」「優れた美人」とのこと。 まぁこうして桜の話題を書くと,こんな桜の写真でも載せたいところですが,臍曲がりのこのサイトのこと,今日はやめにしましょう。

 今日は張り切って日記を書き出したのですがコレといった話題が無いため,グダグダと空間を埋めているのです。 たまには(いつも?)こんな日記があってもいいですよね。 昔から思っていたのですが,テレビの毎日の定時のニュース, 1日くらいは「今日はコレというニュースが無いんですよね…」と言ってキャスターがアドリブで世間話をするなんて日があってもいいのではないか? なんて思う編集部は,やっぱり臍曲がりですかね?


2005年4月9日(土)
日本の春…やっぱサクラです

 予想より少しばかり遅れた桜,漸く開きましたね。 ま,予想は予想ですからその辺は大目に見ましょう(笑)。

 今年の桜の見頃,福岡ではどうやらこの週末までのようです。 今日の福岡は晴れ・最高気温 23.0℃,ポカポカ陽気にも誘われて,近くの公園に「ピクニック」に行ってみました。

 「花見」ができる公園は,歩いていける範囲に何か所かあります。 今日はお日柄もよろしいようで(笑),どの公園も昼間から花見を楽しむ皆さんで賑わっています。  他人に負けじと,編集部も総出で花見を楽しみましたよ。 去年の春は慌ただしかったので,久しぶりの日本の春をユックリと楽しむことができました。


2005年4月11日(月)
博多名物の辛子めんたい
 サクラの綺麗な週末が終わりました。 このところ,日によっては最高気温が 20℃を超える日もあり,暖かいというよりチョットばかり暑ささえも感じます。  しかし去年まで居たバンコクでのことを思い起こすと,この気温 20℃ってのは限りなく年間最低気温に近いのですよ。 バンコクの人達は一般に,気温が 25℃を下回ると肌寒さを感じ, 20℃を下回ろうものならマフラーや手袋が欲しくなるほど「寒い」そうです。 もちろん個人差があるので,同じ 20℃でもTシャツ1ちょの人もいますけど。  まぁ実際3年も住んだ編集部も,バンコク滞在末期には体が「タイ化」していたことは否めない事実です。

 しかし,人間の体っちゃ凄いですね。 バンコクを「本格的に」離れて4か月,平均的な日本人ほどまでには感覚が戻っていないのかもしれませんが, 周囲の日本人が感じる暑さや寒さには何とかついて行けてるようです。 福岡では今夜から少しばかり温度が下がる模様で,これこそ「三寒四温」。 日本の季節の変化を肌で感じているこの頃です。


2005年4月14日(木)
45,000アクセス以降の煌びやかな(?!)履歴
アクセス日 付時 刻1,000アクセス
所要期間
45,0002005年 3月11日12:00頃-
46,0002005年 3月17日13:00頃6日+ 1時間
47,0002005年 3月24日11:00頃6日+22時間
48,0002005年 3月31日10:00頃6日+23時間
49,0002005年 4月 7日16:00頃7日+ 6時間
50,0002005年 4月14日19:00頃7日+ 3時間
 やったぁ〜やった,やった! 遂に 50,000 アクセスに到達です! 皆さん,ありがとうございます。 2004年3月11日の 45,000 アクセスから 34日目にして 50,000 アクセスに到達したのです。

 カンチャナブリに行ったリポートをしている2002年11月28日にコソッとカウンタを設置して以来2年4か月あまり,868日目にしての 50,000 アクセス到達です。  まさか自分の目が黒いうちに 50,000 アクセスに到達するなんて,思ってもいませんでした。(ちょっとオーバーか?) 50,000 アクセスといっても, 単に数値が増えていく中での過程の一つではあるのですが,何か感慨深いものがあります。

 心機一転,これを励みに少しでも皆さんのお役に立てるようなサイトになるべく,これからも努力して参りますので,今後とも皆さまの一層のお引き立てのほど,よろしくお願いします。  そろそろメインページにも「新作」を発表しなければなりませんかな?


2005年4月17日(日)
タイの水掛祭りの様子 (2003年4月)
 長かった連休も今日まで…,これはタイでの話。 タイの4月はソンクラン,タイ暦の正月です。 今年はカレンダーの上では4月13〜15日が祝日, そして昨日今日が週末だったので5連休。 ソンクランの前にうまく休みをとって9連休だった人もあったかも。

 ソンクランといえば,水掛祭り。 今頃タイは1年中で最も暑く,思わず水を被りたくなる時期です。 あちこちで水を準備して「カモ」を狙っている輩がウヨウヨ。 写真のように道路端に屯して走る車やバイクを狙う子象, いや小僧どもや,水を積んだピックアップトラックの荷台に乗って道行く人々にいきなり浴びせる過激な輩など,ソンクランは無礼講。 まぁみんなそれなりに楽しんでいます。

 この週末,「ヌン・ソン・サーム」というかけ声で写真を撮っている団体の姿を見かけました。 久しぶりのナマのタイ語,「ヌン・ソン・サーム」とは "1,2,3" のタイ語で, タイの人達が写真を撮る時によく使います。 きっと長い休みを利用して日本を訪れているのでしょう,タイの水を被る世界から,ちょっと離れた避暑でしょうか。 そんなタイの人達も,明日からはいつもの生活に戻ります。


2005年4月20日(水)
 3月20日の地震から,ちょうど1か月目。 余震もかなり収まってきたかなぁ…と思ってたら,来ました来ました。 朝も早よから最大震度5強!  ウツラウツラして,そろそろ起きようかなぁと思っていたところ。 部屋中ガタガタと揺れましたが,幸い家族に怪我はなく,また家のモノも何一つ被害無し。  食器棚の中のコップがいくつか倒れてた(割れなかった)だけでした。

 交通の渋滞を予想して早めに出勤したので,地下鉄や鉄道(JR,私鉄)は止まってましたが,バスは動いており,いつもより短いくらいの時間で職場へ。 後から来た輩は, いつもは数十分で来るところが渋滞で数時間かかったと言ってました。 まぁ最悪は自転車や歩きってのが「確実」でしょうね。

 ということで,今日は写真無し。 次の大規模地震の到来や如何に?


2005年4月23日(土)
今日届いた「非売品」発泡酒
 「ピンポ〜ン」朝から来訪者,誰かなぁ? 「宅配便で〜す」 何やら予定外の荷物が届きました。 どれどれ…開けてみると, 発泡酒のキャンペーンの「当たり」が送られてきてました。 ほほ〜,こんなのに当たるなんて珍しい。

 地元のビールは旨い!や,タイ遊学の「卒論」として編纂(?)した再び?ビール大研究などのページで, 度々ビール(日本では「発泡酒」または「その他の雑酒」?)が登場するこのサイト。 今日の「当たり」はこれらの研究に対する神(いや, タイにおける研究成果なので,仏?)からのご褒美とでも解釈しましょうか。

 昨夜は久々に深酒をして寝付いたのが遅かったので,今日は少々グロッギー気味。 正直なところビールも見たくなかったのですが, 折角の頂き物なのでこのページに「奉納」することにしました。 と格調高いフリして書いてますが,これらも数日中に編集部のノドを通っていくのです。  編集部経理担当は,来週の嗜好飲料の予算が浮いたと喜んでいました。


2005年4月24日(日)
バンコクの「フツ〜」の渋滞(2003年6月スクンヴィット通)
 この4月の改編で,テレビの番組でも入れ替わりがありましたね。 某Nテレ系では,アジアの話題を扱う番組が始まっています。  世界の各地を取材した番組は,TBS系の老舗番組「兼高かおる世界の旅」をはじめとして,日本では比較的多い方ではないでしょうか。

 しかし残念なことにこれらの番組では欧米を扱ったものが多く,アジアやアフリカの話題というのは,世界的に見た面積や人口の割にはちょっと少なめと感じるのは, 私だけでしょうか?

 そう感じていた時にアジアに対象を特化した番組が始まったのは,大変喜ばしいことです。 番組開始から「期待」を込めて視聴しております。  その番組の至近の放送で,チョットばかり誤解を招くような紹介があったのは残念でした。

 タイの通勤の話題で,交通渋滞を避けるためにモトサイ(バイクタクシー)や水上バスを乗り継いで通勤する様子が紹介されたのですが, 交通費が片道で 70バーツ余り,番組では「230円」と出ました。 これを出演者が「安い」とも解釈できるような表現をしてしまった! 賢明なこのサイトの読者の皆さんであれば, お判りですよね。 日本の給与が基準であれば高くはないでしょうけど,バンコクの平均的な給与を基準にすれば,1%ほどを占める費用です。 毎日の交通費の片道が給与の1%程度, 20日通勤すれば月給の40%くらいが交通費に消えていくということなのです。

 もう一つ,「タイのバスには冷房が無い」という発言も出ていました。 これも残念。 本サイトのバンコクのバスを乗りこなすをご一読戴ければ, バンコクのバスがどんなものかご理解戴けるものと自負(?)しております。

 せっかく,というか,やっと始まったアジアをターゲットとした番組,日本人に「正しい情報」を伝えることが,マスコミの使命だと編集部では考えます。 本サイトでも, 「正しい情報」をお伝えしているつもりですが,サイトの中でお気づきの点がありましたら,いつでもお知らせ下さい。


2005年4月26日(火)
タイの田舎の鉄道駅(2004年12月 スパンブリ)

 ホントに日本の鉄道事故? 昨日,兵庫県尼崎市のJR福知山線で発生した列車脱線事故の印象です。 今日の夜までに死者70人以上,負傷者も450人を上回る大惨事。  今朝職場に出てきた輩にインタビューしてみると,列車で通勤してきている連中は「今朝は列車に乗りたくなかった。」と正直に告白していました。

 事故原因は,これから解明されていくことでしょう。 ただ,地球規模の眼で見ると,こちらの日記にも紹介しているとおり, 異常なほど時間に正確なことや,他人に迷惑をかけてはいけない,失敗が許されないなどという「日本人の国民性」が,事故の背景に見え隠れしているようです。 「地球人」にとっては, たかが1分30秒の遅れでも,「日本人」にとっては1分30秒の「も」の遅れになるのです。 問題は「これほどの」遅れを,安全を無視してまでも取り戻さなければならないのか? ということ。 しかし,これを日本人に問うても日本人の答えしか出ないでしょう。 国民性とは善し悪しではなく,一種先天的なものですから,時には「善」にも, そして時には「悪」にもなるということの一つの例と感じています。


2005年4月30日(土)
タイで見かけたファッションブランド(2004年4月 BTS Siam Square 駅で)

 日本の「黄金週間」が始まりました。 皆さんの中には10連休の方もあるのでは? でも,その一方で休み無く,というより暦上の休みの方が忙しい皆さんも大勢いらっしゃることでしょう。  仕事や学校が休みの人達がそれなりに楽しめるのは,その日に働いている皆さんのお陰だと感じています。

 この時期のタイは,この日の日記の如く太陽がほぼ真上から指し,乾季の終わりで,1年で最も暑い時期です。 そして,マンゴやマンゴスティン,ライチなどのトロピカル・フルーツが美味しい季節。 タイの果物を懐かしく, 羨ましく思い出しているこの頃です。 写真のスイカ,タイではほぼ1年中食べられますが,2〜3月頃が旬ですよ。